【映画感想】アウトレイジ&アウトレイジ ビヨンド

先日、アウトレイジアウトレイジ ビヨンドを観てきました。

http://office-kitano.co.jp/outrage/mtex/site/m/

 

今作が自分にとって、初めて観た北野監督の作品でした。今まで避けていたわけではありませんが何となく観る機会がなかったので、早稲田松竹にて2本立てにて観れるということなので行ってきました。

http://www.wasedashochiku.co.jp/index.html

 

ここで映画ではなく映画館の話になってしまいますが、今回観た早稲田松竹は所謂”名画座”です。名画座では過去に公開された映画が、2本立て又は3本立てで観れます。

しかも、値段は安く(早稲田松竹では¥1,300でした。)観れるので、見逃した映画や面白い映画を探す際など良いと思います。

自分も気になる映画があったら、また行ってみたいと思います!

 

 

ここから映画の話に戻します(汗

  

1.役者

 出演している役者ですが、大物の多く出演していて豪華です。しかも普段テレビなどでは温厚そうな方が、めちゃめちゃ怖いです。(プロなんで当たり前ですが)口調から仕草から雰囲気まで、全てがヤクザでした。

その中で特に印象に残っているのが加瀬 亮さんです。役どころはインテリヤクザなんですが、これが素人目に見てもイメージ通り!インテリだから普段はクールなんですが、急に怒ると凶暴になる。その変貌振りが凄い!思わず見惚れてしまいました(汗

 

あと衣装が気になったので。

基本は全員スーツなんですが、これが渋くてカッコいい!登場するスーツは黒スーツだけではなく、結構派手なスーツやネクタイも派手だったりするんですが、浮いた感じはなく見事に自然と着こなしている。役者さんは大柄な方から小柄な方もいる中で、全員が様になっています。若い人ではなかなか出て来ない、色気のようなものがありました。あんな風にスーツを着こなせたら良いなと思いました。

 

2.内容

 先述したとおりヤクザ映画ですが、しっかりしたストーリがありすぐに引き込まれてしまいます。最初はただヤクザ同士が戦うだけかなと思ってましたが、むしろ人情や義理といった人間の感情や本能的なものが前面に出ていました。その人間的な面がストーリと絡まっていて、濃厚な人間ドラマだなって感じを受けました。

最初の内は人間(組?)関係が複雑で最初は誰が誰に対してどのような感情を持っているのか分かりませんでしたが、不思議と観ているとすぐに理解できるようになり、自分も現場に参加している感覚になってしまいハラハラしました。ほとんどが怒っているシーンが多いのですが、実は相手の裏を読みあっているみたいな心理戦みたいなところもありました。

また暴力シーンが多かったですが、リアルな部分をギリギリまで見せるものや、過激さが想像を超えているものまでありました。(自分もそうですが)グロいことに弱い方は、時々しんどいシーンもありました。

 

途中ビートたけし演じる主人公の発言で、笑いが起こるシーンなどもあってユーモアもありました。

※観覧中に劇場内でドッと笑いが起こりました(笑)